皆様には、日頃より JAけねべつ をお引き立ていただき、誠にありがとうございます。 当組合の業務内容、活動状況について皆様にご覧いただき当組合に対するご理解を深めていただければ幸いに存じます。 さて、新型コロナウイルス感染症の対策基準が5類へと移行し、外国人観光客や国内旅行の増加、各地でのイベントの実施など活発な経済活動が再開いたしました。 しかし、引続くロシア・ウクライナ戦争やイスラエル地域での紛争など不穏な国際情勢と為替相場の円安と相まって、原油や輸入原材料価格の上昇、肥料・飼料・燃料をはじめとする各種営農資材価格の高止まりなど、農業を取り巻く経営環境は依然として厳しい状況にあります。 また、当組合の令和5年度生乳出荷量は、引続く生乳生産抑制の実施により減産を余儀なくされ90,148tの実績となりました。この様な状況のもと、例年実施している各種営農支援対策に加え、組合員各戸の経営安定と生乳生産基盤の棄損を少しでも防ぐべく「酪農生産基盤確保特別対策」として1憶8,700万円の対策を実施致しました。 さらに、地域の金融機関として組合員の皆様や社会から求められる期待は大きく、経営の健全性・透明性の確保とともに経営の効率化と自己資本の充実に努めるなど、一層信頼される組合を目指し事業を取り進めて参りました。 今後とも「地域マイバンク」として利便性の向上や相談機能の拡充、農業投資に向けた資金の充実を図るとともに、信用事業、共済事業、販売事業、購買事業などの各事業を組み合わせ、積極的な事業展開により地域農業の強化へ取り組んで参ります。 今後も地域の「核」として地域社会との「共生」を図って参りますので、皆様からのより一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 令和6年7月 計根別農業協同組合 代表理事組合長 北村 篤